板井亮佑(いたい りょうすけ)さんの大学はどこなのか、気になって検索した方も多いのではないでしょうか。
海洋ロボティクス事業を手がける株式会社UMIAILE(ウミエル)の代表取締役CEOとして注目されていますが、どんな学校で学び、現在の仕事につながっていったのかも気になるところです。
学歴をたどってみると、大学名だけではなく、高専時代から続くものづくりへの興味や、大学で夢中になった鳥人間コンテストなど、板井亮佑さんらしいエピソードも見えてきました。

大学だけでなく、高専時代までさかのぼると、現在の仕事につながる意外なエピソードもありました。
この記事では、板井亮佑さんの大学・学歴・プロフィールを中心に、学生時代やHondaでの経歴、現在のUMIAILEでの活動までわかりやすく整理します。
板井亮佑の大学はどこ?まずは結論
まずは、板井亮佑さんの大学や高校にあたる学歴から確認していきます。
公開されているプロフィールやインタビューによると、板井亮佑さんは大分工業高等専門学校から広島大学へ編入しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大学 | 広島大学 工学部第一類 機械システム工学系 |
| 高校にあたる学歴 | 国立大分工業高等専門学校 制御情報工学科 |
| 大学院 | 進学したと確認できる公開情報なし |
一般的な高校から大学へ進んだのではなく、5年間の高専生活を経て大学へ編入したという経歴です。
板井亮佑の大学は広島大学
板井亮佑さんは、広島大学 工学部第一類 機械システム工学系に進み、2015年3月に卒業しています。
広島大学へは、大分工業高等専門学校を卒業したあとに編入しました。
高専では制御情報工学を学び、ソフトウェアやプログラミングに触れていましたが、次第に「ハードもソフトも扱えるようになりたい」という思いが強くなったそうです。
そこで大学では、情報系だけにとどまらず、機械システム工学の分野へと学びの幅を広げています。

高専では情報系、大学では機械系へ。得意分野を1つに絞らず、できることを広げていったようです。
また、広島大学の資料には、人力飛行機の設計・製作プロジェクトのメンバーとして板井亮佑さんの名前も掲載されています。
高校にあたる学歴は大分工業高等専門学校
板井亮佑さんは、国立大分工業高等専門学校 制御情報工学科を2013年3月に卒業しています。
そのため一般的な高校には進学せず、高校にあたる年代を大分高専で過ごしていたことになります。
高専を選んだ背景には、子どもの頃からのものづくり好きがありました。
小学生の頃から工作が好きで、中学生になるとプログラミングにも興味を持つようになったそうです。
さらに、小学生の頃に所属していたサッカーチームのコーチが現役の高専生だったことも、高専という進路を知るきっかけになったと語っています。

現在の仕事だけを見ると突然エンジニアの道に進んだようにも見えますが、ものづくりへの興味はかなり早い時期から続いていたんですね。
大学院に進学した情報は確認されていない
板井亮佑さんについて、大学院へ進学したと確認できる公開情報はありません。
公開されている経歴では、2015年3月に広島大学を卒業し、翌月の2015年4月に本田技研工業株式会社へ入社しています。
現在確認できる経歴を見る限り、大学卒業後はHondaへ就職したと考えられます。
板井亮佑の学歴を学生時代のエピソードとともに整理
板井亮佑さんの学歴をもう少し詳しく見ると、学校で工学を学んでいただけではなく、学生時代から「実際に作って動かすこと」が好きだった様子が伝わってきます。
特に、高専時代のバイク修理と大学時代の人力飛行機は、その後の経歴にもつながる印象的なエピソードです。
大分高専時代はバイク修理にも夢中だった
大分高専では、制御情報工学科に在籍していました。
1年生の頃から専門的な勉強に取り組む一方、学校の外で夢中になっていたのがバイクの修理です。
中古や譲り受けたHonda製のバイクを自宅の庭で修理し、走れるようになるとそのバイクで日本各地を旅していたそうです。
月刊高専のインタビューでは、3~4台ほどのバイクをいじっていたことも明かしています。

古いバイクを自分で直し、そのまま旅に出るというのはかなり行動派。手を動かして試すのが好きだったことが伝わるエピソードです。
また、板井亮佑さんには双子の兄がいることもインタビューで明かされています。
兄は県内でもトップクラスの進学校へ進んだ一方で、板井亮佑さんは高専を選択しました。
受験に追われるよりも、興味のある分野に5年間じっくり打ち込める高専の環境は、ものづくりが好きだった板井亮佑さんに合っていたようです。
広島大学では鳥人間コンテストに挑戦
広島大学へ編入した板井亮佑さんは、今度は人力飛行機の製作に夢中になります。
大学で「鳥人間コンテスト」に挑戦する活動を知り、すぐに参加。機体の設計・製作だけではなく、なんとパイロットまで担当しました。
約40人のメンバーと1年間かけて機体を作り上げ、本番では強い風の中で約200mを飛んだ経験もあったと語られています。
競技自体は不成立となったものの、本人にとっては仲間と寝食を忘れるほどものづくりに没頭した忘れられない経験になったそうです。

高専では自分でバイクを直し、大学では約40人で1機の飛行機を製作。ここで「チームでものづくりをする」経験も加わっています。
| 時期 | 学歴・主な経験 |
|---|---|
| 2013年3月 | 大分工業高等専門学校 制御情報工学科 卒業 |
| 高専時代 | 制御情報工学を学び、バイク修理にも熱中 |
| 大学時代 | 人力飛行機の設計・製作・パイロットを経験 |
| 2015年3月 | 広島大学 工学部第一類 機械システム工学系 卒業 |
板井亮佑のプロフィールと経歴
学生時代からものづくりに打ち込んできた板井亮佑さんは、大学卒業後にHondaへ入社しました。
現在率いているUMIAILEにつながる技術やアイデアも、Hondaでの研究開発を通じて少しずつ形になっていきます。
| 名前 | 板井亮佑(いたい りょうすけ) |
|---|---|
| 学歴 | 大分工業高等専門学校→広島大学 |
| 前職 | 本田技研工業株式会社 |
| 現在 | 株式会社UMIAILE 代表取締役CEO |
| 主な分野 | ロボティクス・海洋モビリティ・海洋データ |
2015年にHondaへ入社
板井亮佑さんは、広島大学卒業後の2015年4月に本田技研工業株式会社へ入社しています。
Hondaを志望した背景には、創業者である本田宗一郎さんへの憧れもありました。
バイクそのものを作りたいというよりも、スーパーカブやASIMO、HondaJetのような「それまで世の中になかったものを作りたい」という思いが強かったそうです。
入社後は約10年間にわたり、電動モビリティや自律移動ロボット、水上・水中ロボットなどの設計・開発・事業企画に携わりました。

大学では空を飛ぶ機体を作り、Hondaではロボットや水上モビリティへ。ものづくりの対象は変わっても、軸はずっと続いています。
Hondaでの研究がUMIAILEの原型に
Hondaでは通常業務のほかにも、自分が興味を持ったテーマを掘り下げる研究に取り組んでいました。
その中で、飛行機などで培った技術を水上モビリティへ応用し、小型船の研究を始めたことがUMIAILEにつながる原点となります。
2020年頃にはNHK『魔改造の夜』にもHondaチームとして参加。
この頃に、のちにUMIAILEのCTOとなる海野暁央さんとも深く関わるようになったとされています。
その後、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」へ応募し、それまで研究してきた技術を事業として形にしていきました。
板井亮佑が立ち上げたUMIAILEとは?
Hondaでの研究開発を経て、板井亮佑さんは2025年1月に株式会社UMIAILE(ウミエル)を創業し、代表取締役CEOに就任しました。
UMIAILEが掲げているのは、「海の見える化」です。
海上を動くロボットからデータを集めることで、これまで把握しにくかった海の状況をより詳しく知る仕組みを作ろうとしています。
小型無人水上艇「UMIAILE ASV」を開発
UMIAILEが開発している代表的な製品が、小型自律航行型無人水上艇「UMIAILE ASV」です。
遠隔操縦や自律航行によって海上を移動しながらデータを収集し、観測からデータの分析・提供までを行います。
- 地震・海底地殻変動の観測
- 気象や海洋環境の観測
- ブルーカーボンに関する調査
- 水産業の効率化
など、さまざまな分野での活用が期待されています。

「無人ボートを作る」だけではなく、集めた海洋データを防災や環境、産業へ生かすところまで含めた事業なんですね。
2026年3月には製品1号機を納品しており、研究段階だけではなく、実際の社会で使われる段階へ進んでいます。
板井亮佑が今注目される理由
板井亮佑さんは、大学やHondaで培った技術を事業へつなげただけでなく、スタートアップ経営者としても注目されています。
特に近年は、大型の資金調達やスタートアップ関連アワードでの評価が話題になりました。
15.75億円の資金調達を実施
UMIAILEは2025年10月、総額15.75億円の資金調達を実施したと発表しています。
2025年に創業した企業でありながら、早い段階から大規模な資金調達を行っており、海洋ロボティクス分野への期待もうかがえます。
RISING STAR AWARD 2026でも注目
板井亮佑さんは、Forbes JAPAN「RISING STAR AWARD 2026」のファイナリストにも選ばれています。
さらに2026年4月16日には、UMIAILEが特別賞「恵比寿ガーデンプレイス『はたらく、あそぶ、ひらめく。』賞」を受賞しました。

高専・大学時代のものづくりから始まり、Hondaでの研究を経て起業へ。経歴を順番に見ると、今の事業まで一本につながっています。
板井亮佑の大学や学歴まとめ
最後に、板井亮佑さんの大学や学歴、これまでの経歴をまとめます。
- 大学は広島大学 工学部第一類 機械システム工学系
- 大分工業高等専門学校 制御情報工学科から広島大学へ編入
- 大学院へ進学したと確認できる公開情報はない
- 高専時代はバイク修理、大学時代は鳥人間コンテストに熱中
- 2015年4月に本田技研工業へ入社
- 2025年1月にUMIAILEを創業し、代表取締役CEOに就任
板井亮佑さんの経歴を振り返ると、子どもの頃の工作から始まり、高専でのバイク修理、大学での人力飛行機、そしてHondaでの研究開発へと、ものづくりへの興味が一貫しています。
大学だけを見ると「広島大学卒」という情報で終わりますが、その前後までたどると、現在手がけているUMIAILEの「海の見える化」につながる道筋も見えてきます。

